最近”ミネラルバランス”という言葉を良く耳にしますが、そもそもミネラルとはいったい何なのか。
なんとなくわかっているようで、よくわからない。そこで、ミネラルについて、ちょっと調べてみました。
私たちが生きてゆくために絶対不可欠な栄養素は、5つあります。
糖質、脂質、蛋白質、ビタミン、そしてミネラルですね。
ミネラルは、この5大栄養素のひとつで、”身体に必要な金属元素”のことです。
日本では、厚生労働省によって 12 成分(亜鉛・カリウム・カルシウム・クロム・セレン・鉄・銅・ナトリウム・マグネシウム・マンガン・ヨウ素・リン)に分類されています。
5大栄養素のうちミネラルを除く4つの栄養素は、主に食物などから摂取しますが、私たち人間の体内でもつくることができます。でもミネラルだけは、体の外から摂取する以外に得ることができません。人間の体内ではつくり出すことができないのです
野菜や魚介類などの食べ物や水を通して私たち自身が摂取しないかぎり、ミネラルを体内に取り入れることはできないのです。
これが、ミネラルです。
次は、ミネラルバランス。
私たちの体を形作る細胞の外と中では、各ミネラルの量がほぼ一定に保たれています。このことを”ミネラル分布の恒常性”、すなわちミネラルバランスというのです。
細胞の外と内側のミネラルのバランスは、一定に保ってはじめて正常に機能すると考えられています。
このバランスが損なわれるとき、その程度に応じて高血圧や心不全、免疫力の低下、細胞自体の老化や壊死などが発生し、やがて様々な病気として確認できるようになる。と考えられています。
そして、さらにいろいろ調べているうちに”超ミネラル”という言葉に出会いました。
超ミネラル ? ミネラルならば、良く耳にしますが、”超ミネラル”というのは聞いたことがありません。
さらに調べてみました。
冒頭で解説したミネラルには、実は二つの種類があります。
厚生労働省によって分類された 12 成分、すなわち、
亜鉛・カリウム・カルシウム・クロム・セレン・鉄・銅・ナトリウム・マグネシウム・マンガン・ヨウ素・リンのうち、
鉄、亜鉛、マンガンなどを除いたミネラルを、”常量ミネラル”といいます。
そして、鉄、亜鉛、マンガンなどを”微量元素(ミネラル)”と呼びます。
微量元素(ミネラル)、またの名を”超ミネラル”。
そうです。超ミネラルとは、身体に必要不可欠な金属元素(ミネラル)の中でも、極めて微量の金属元素だったわけです。
実は、この超ミネラル、微量とはいいながら私たちの体の健康に重要な役割を果たしていることが、最近の研究でだんだんわかってきました。
体内に占める割合は”常量ミネラル”のほうが圧倒的に多いこともあって、これまで医学界でも「常量ミネラル」の重要性が論じられることはあっても、”超ミネラル”に関心が向けられることはほとんどありませんでした。
そんなわずかしかない超ミネラルが、私たちの健康に大きな役割を担っているとは、だれも思わなかったのですね。
その上、”超ミネラル”の量はあまりに少ないがゆえに、その量を正確に測定できる検査機器そのものがありませんでした。
最近の技術革新によってようやく、こうした微量の元素を正確に測定できるようになり、”超ミネラル”の重要な働きが次第にわかってきたというわけです。
ところが、誰も注意を払わなかったこの超ミネラルに早くから注目していた人物がいました。
野島クリニックの院長 野島尚武氏です。
野島医師は、14〜15年前からずっとこの”超ミネラル”に注目し、研究を続けてこられました。
人間の体の中で、代謝を担っている酵素(二次タンパク)を作る酵素(一次タンパク)は、遺伝子情報に従ってつくられます。
そしてこの酵素の中に”超ミネラル”が含まれているのだということが最近のゲノムのタンパク解析の研究で明らかになってきました。
”超ミネラル”がないと、遺伝子は十分な機能を発揮できないと言うわけです。
その結果、超ミネラルの不足がガンやアトピー、糖尿病など、現代人のあらゆる病気や体調不良に影響しているのだと野島医師は言います。
超ミネラルは主に野菜に含まれていて、これまで私たちは野菜を食べることで自然に超ミネラルを体内に取り込んできました。
。
つい4〜5年前に超ミネラルの量を正確に測ることができる「ICP−MS」という装置が開発され、、はじめて野菜の中のごくわずかな超ミネラルの量を正確に測定できるようになりました。
その結果、本来野菜に含まれているはずの超ミネラルの量が、昔の野菜に比べて激減していることが分かったそうです。
野島医師の言葉をお借りすれば、
”畑の作物も遺伝子で生きています。作物も人間も動物も、遺伝子が発現するときには、『微量元素(=超ミネラル)』が必要になってきます。それを化学肥料などを使うと、根から土壌中の『微量元素(=超ミネラル)』を取り入れなくても大きくなってしまうのです。つまり遺伝子を働かせなくても作物が大きくなってしまっているのです。ある意味過保護に育てられているといえるでしょう。
現代は、『微量元素(=超ミネラル)』を含まない作物が出回っています。本来、作物はもっとゆっくり、がんばって大きくなるはずのものなのです。そうすることで、『微量元素(=超ミネラル)』をたっぷり含んだ栄養の豊富な作物になるのです”
とのこと。
そして、”このような現代は、農業に質より量を求めた結果起こった、「飽食時代の栄養失調」の状態”だと、野島医師は語ります。
近年、昔ながらの農法で栽培された有機栽培の野菜が脚光を浴びているのも、自然の成り行きといえるのかもしれませんね。
私たちの健康になくてはならない栄養素、”ミネラル”、そのミネラルの中でもほんのわずかしかない”超ミネラル”。
私たちの知らないところで、地道な研究が続けられているのですね。
今日は、私たちの健康に不可欠な栄養素ミネラル、超ミネラルについて調べてみました。
お役に立てましたでしょうか? それでは、また。
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