数年前のことですが、私の父が突然の病で亡くなりました。
恥ずかしながら、それまで慶弔事は、ほとんど父に任せっきりだった私が、いきなり父の葬儀一切を取り仕切ることになったのです。
父がもう長くはない、ということはお医者様から告げられていたので、つらいことではありましたが、心の準備はできていました。
けれど、いざ葬儀ということになって、自分が何も知らないことに愕然となりました。
幸い、葬儀社の方が手際よく進めてくださいましたので事なきをえたのですが、知ってさえいればもうすこし余裕を持って父を送ってやれたのにな、と今でも思います。
そういうわけで、今回は”香典返し”についてすこしお話してみようかと思います。
…… 香典返しとは?
香典返し、というのは葬儀の際に頂いた香典へのお礼の気持ちを、品物に礼状を添えて贈ることを言います。
最近では、葬儀社やデパートなどでも代行サービスを行っていますが、やはり喪主という立場に立ったなら、一通りのことはきちんと自分でもできるように知っておいた方がよろしいかと思います。
一般に仏式の葬儀の場合、香典返しは忌明けとなる四十九日に合わせて行います。
(神式の場合は、五十日以内に、キリスト教の場合はそもそもそういう習慣そのものがありません)
最近では、あらかじめ香典返しの品物を用意しておいて、葬儀や通夜の際に済ませるということもあるようです。これを、”即日返し”といいます。
いずれにしても、香典返しにはふさわしいタイミング、というのがあり、一般的には忌明けとなる四十九日に合わせて、もしくは比較的新しい習慣として即日というのをまず憶えておきましょう。
…… 香典返しの品物の金額はどのくらい?
次に、香典返しにする品物はどういう基準で用意すればいいのか、についてお話ししてみたいと思います。
これにも基本というのがあって、一般的に”半返し”がよいとされています。
半返しとは、香典として頂いた金額の半分位の金額の品を贈ることを言います。
とはいえ、最近では、三割分の品物でよいとする”三分返し”や、半分以上のきりの良い金額の品物を送る場合、さらには地域によって全額を返す”全返し”というのもあるようです。
大切なのは”お礼”の気持ちを伝えるのだと言うこと。
それぞれのケースに合わせて、年長の経験者の方や葬儀社の方のアドバイスを聞きながら判断するのが望ましいと思います。
…… 香典返しにはどんな品物がいいの?
次に、香典返しにはどんな品物を選んだらいいのか、ということですが、これも一般的には”後に残らない物”が良いとされています。
たとえば、お茶やのり(海苔)、石けんなどがそれにあたります。もし、判断に迷うようなら、贈られた方が自由に使うことができる”商品券”なども良いかもしれません。
…… 香典返しをしなくてもいい場合とは?
香典返しは、香典を頂いた方すべてに贈ることが基本ですが、贈らなくても良い場合もあります。
たとえば、一家の主など主要な働き手が亡くなった場合などには、しなくても許されるようです。
これは、主に経済的な理由を気遣ってのことですので、決して返さなくても良い権利ではありませんので、周りの方の意見も参考にしながら、注意深く判断した方が良いと思います。
そのほか、会社の同僚の方などから連名で香典を頂いた場合には、香典返しは不要とされています。
私は、親戚筋が遠い九州にいたこともあって、九州の一般的慣行ではなく、現在の居住地である京都の慣行にならって済ませました。もちろんその際には、周りの方やの意見をたくさん頂いたことは言うまでもありません。
いずれにしても、初めての場合は、周りの方や、経験者の方の意見に耳を傾けながら判断することが望ましいようです。
お役に立ちましたでしょうか? それでは、また。
恥ずかしながら、それまで慶弔事は、ほとんど父に任せっきりだった私が、いきなり父の葬儀一切を取り仕切ることになったのです。
父がもう長くはない、ということはお医者様から告げられていたので、つらいことではありましたが、心の準備はできていました。
けれど、いざ葬儀ということになって、自分が何も知らないことに愕然となりました。
幸い、葬儀社の方が手際よく進めてくださいましたので事なきをえたのですが、知ってさえいればもうすこし余裕を持って父を送ってやれたのにな、と今でも思います。
そういうわけで、今回は”香典返し”についてすこしお話してみようかと思います。
…… 香典返しとは?
香典返し、というのは葬儀の際に頂いた香典へのお礼の気持ちを、品物に礼状を添えて贈ることを言います。
最近では、葬儀社やデパートなどでも代行サービスを行っていますが、やはり喪主という立場に立ったなら、一通りのことはきちんと自分でもできるように知っておいた方がよろしいかと思います。
一般に仏式の葬儀の場合、香典返しは忌明けとなる四十九日に合わせて行います。
(神式の場合は、五十日以内に、キリスト教の場合はそもそもそういう習慣そのものがありません)
最近では、あらかじめ香典返しの品物を用意しておいて、葬儀や通夜の際に済ませるということもあるようです。これを、”即日返し”といいます。
いずれにしても、香典返しにはふさわしいタイミング、というのがあり、一般的には忌明けとなる四十九日に合わせて、もしくは比較的新しい習慣として即日というのをまず憶えておきましょう。
…… 香典返しの品物の金額はどのくらい?
次に、香典返しにする品物はどういう基準で用意すればいいのか、についてお話ししてみたいと思います。
これにも基本というのがあって、一般的に”半返し”がよいとされています。
半返しとは、香典として頂いた金額の半分位の金額の品を贈ることを言います。
とはいえ、最近では、三割分の品物でよいとする”三分返し”や、半分以上のきりの良い金額の品物を送る場合、さらには地域によって全額を返す”全返し”というのもあるようです。
大切なのは”お礼”の気持ちを伝えるのだと言うこと。
それぞれのケースに合わせて、年長の経験者の方や葬儀社の方のアドバイスを聞きながら判断するのが望ましいと思います。
…… 香典返しにはどんな品物がいいの?
次に、香典返しにはどんな品物を選んだらいいのか、ということですが、これも一般的には”後に残らない物”が良いとされています。
たとえば、お茶やのり(海苔)、石けんなどがそれにあたります。もし、判断に迷うようなら、贈られた方が自由に使うことができる”商品券”なども良いかもしれません。
…… 香典返しをしなくてもいい場合とは?
香典返しは、香典を頂いた方すべてに贈ることが基本ですが、贈らなくても良い場合もあります。
たとえば、一家の主など主要な働き手が亡くなった場合などには、しなくても許されるようです。
これは、主に経済的な理由を気遣ってのことですので、決して返さなくても良い権利ではありませんので、周りの方の意見も参考にしながら、注意深く判断した方が良いと思います。
そのほか、会社の同僚の方などから連名で香典を頂いた場合には、香典返しは不要とされています。
私は、親戚筋が遠い九州にいたこともあって、九州の一般的慣行ではなく、現在の居住地である京都の慣行にならって済ませました。もちろんその際には、周りの方やの意見をたくさん頂いたことは言うまでもありません。
いずれにしても、初めての場合は、周りの方や、経験者の方の意見に耳を傾けながら判断することが望ましいようです。
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