雑学の森

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 前回梅雨についてお話しいたしましたので、もう少し梅雨にちなんだお話をしたいと思います。

 今回は、梅雨の風物詩、”あじさい(紫陽花)”についてのお話です。

あじさい(紫陽花)

(写真をクリックすると、720×480 pixelでご覧頂けます)

 あじさい(紫陽花)を知らない人は、よもやおられまいと思いはするのですが、一応念のため写真をご覧ください。きれいですね。


 じめじめとした梅雨も、このあじさい(紫陽花)の花を眺めるときだけは、なかなかによいものだなという気がしてまいります。

 いちおうお決まりですから、広辞苑で”あじさい(紫陽花)”を見てみると、

 あじさい【紫陽花】アヂサヰ

 ユキノシタ科の観賞用落葉低木。ガクアジサイの改良種とされる。
 幹は叢生、高さ約1.5メートル。葉は広卵形で対生。
 初夏、球状の集散花序に4枚の萼片だけが発達した装飾花を多数つける。
 色は青から赤紫へ変化するところから「七変化」ともいう。
 花は解熱薬、葉は瘧おこりの治療薬用。
 広くはサワアジサイ・ガクアジサイなどの総称で、ヨーロッパでの改良品種をセイヨウアジサイ・ハイドランジアなどと呼ぶ。


 とあります。けっこう念入りな解説です。”アヂサヰ”なんて、レトロな香りがしてきて、なかなか”ぐー”です。




 さて、今日は、この広辞苑にも記述のある、

 ”色は青から赤紫へ変化する”ところに注目してみたいと思います。

 たしかに広辞苑の記述通り、あじさい(紫陽花)は、最初薄い緑や青い色をしていて、やがてピンクや紫に色を変えてゆきます。

 なぜでしょうか? どうして色が変わってゆくのでしょう?

 調べてみました。

 やはり答えは”土”でした。

 植物は大地に根を張って、必要な養分、とりわけ水分を補給しています。特別な種類の植物、たとえば最近人気が高まっているエアープランツなどを除けば、植物の生育に土は欠かせません。

 では、土ならば何でもいいのかというとそういうわけにはいきません。

 それぞれの植物に適した土が必要なのです。とくに、土のpH値は重要です。

 pH値。

 理科の時間に習いましたね。酸性度の単位です。

 この場合ですと、土がアルカリ性か酸性かということになります。

 植物にはそれぞれの種に適したpH値というものがあります。あじさい(紫陽花)の適正pH値は、6。弱酸性というところです。

 カンのいい方はもうわかってきましたね。

 そうです。

 あじさい(紫陽花)は、pH値=6 を境にして、それより酸性度が高くなるにつれて青みの強い花色になります。
 逆に、酸性度が低くなるに従って、赤みがかった花色になるのです。

 でも、ここでひとつの疑問が湧いてきます。

 なるほど、土のpH値の高い低いで花色が変化するのはわかったけれど、同じ株でも花色が違うのはどうして? 根は同じなのだから同じ花色でなきゃおかしいんじゃないの?

 ごもっとも。

 で、答えは、同じ株でも、根が供給する養分の行き先が違うということ。

 簡単に言えば、根が一本しかない株というのはないわけです。何本もの根が地中深くまで伸びている。その根が供給する養分の行き先は、同じ株でも、いくつかの経路があり、分担があるのです。
 それぞれの根が到達している地中の深さや場所に応じて、酸性度=pH値が違っていれば、同じ株でもそのpH値の影響を受けるわけですね。

 つまり。

 好みの花色の紫陽花を育てたい場合は、土の酸性度をコントロールしてやればいいということになります。

 私は、その花色が何色であろうと、あるがままに咲いている姿を無心に眺めるだけで十分なのですが。


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 今日は、あじさい(紫陽花)はどうして花の色が変わるの? ということについて雑学してみました。

 お役に立てましたでしょうか?

 では、また。





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 しばらく更新が途絶えていました。皆様にごあいさつにも伺えないままでごめんなさい。

 さて、今日のお題。

 ”ピカソ”

 この名前を知らない人はいませんよね。

 ”アニメ「めぞん一刻」のエンディングテーマ『シ・ネ・マ』『ファンタジー』をヒットさせたバンドでしょ。”

 違います。

 それは、こっち


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 ”じゃフランスのミニバンの名前。”

 それはシトロエンのC4ピカソです。

 かっこいいけど、違います。

 ”じゃ吉原にあるやつ?”

 それはソープランドのピカソ

 違う!


 絵描きさんの”ピカソ”です。

 こんなお顔の方です。

ピカソさん


優しそうなお顔ですね。

 「ゲルニカ」や「アビニョンの娘たち」などの作品を残したおそらく世界でもっとも有名な絵描きさんの一人です。

ゲルニカ

 これがゲルニカです。クリックすると大きくなります。

 アビニョンの娘たち



 こちらが、アビニョンの娘たち。クリックすると大きくなります。



 広辞苑によれば、

 ピカソ【Pablo Picasso】
 スペインの画家。フランスに定住。その作風は「青の時代」(1901〜04年)、「赤の時代」(05〜07年)の古典調から、立体派(07年以降)、超現実派・抽象派(26〜36年)、表現派(37年以降)など変転を極め、非凡な天分を以て常に斬新な境地を開拓。版画・彫刻・陶器も作る。作「アヴィニョンの娘たち」「ゲルニカ」など。(1881〜1973)


 となっています。天才画家だったんですね。




 このピカソさんは、普通”ピカソ”、”パブロ・ピカソ”という名前で呼ばれていますが、実はものすごく名前が長い。

 まるで”じゅげむ、じゅげむ”みたいに。

 実はこのお名前には、いろいろと謎があって、いろんな説があります。

 が、1981年に講談社から出版された”ピカソ全集”によると、

 「パブロ、ディエーゴ、ホセー、フランシスコ・デ・パウラ、ホアン・ネポムセーノ、マリーア・デ・ロス・レメディオス、クリスピーン、クリスピアーノ、デ・ラ・サンティシマ・トリニダード」(Pablo, Diego, Jose, Francisco de Paula, Juan Nepomuceno, Maria de los Remedios, Crispin, Cripriano, de la Santisima Trinidad)

 となっています。

 でもこれで終わりじゃないところが、ピカソさんのすごいところ。フルネームはこの後に、お父さんの名前と姓「ルイス・イ・ピカソ」(Ruiz y Picasso)と続きます。

 なぜこんなに長い名前になったかというと、洗礼名に聖人や親類縁者の名前を並べたから

 ちなみに、スペインの区役所(かどうかは知りませんが)に保存されている出生届には、

 レメディス・クリスピン・クリスピャーノ・デ・ラ・サンテシマ・トリニダット・ルイス・イ・ピカソ

 と書かれているそうです。どっちにしても長い。

 こんなに長い名前じゃ、名刺とかにフルネーム書いたら文字があふれてしまうだろうな、インパクトはあるだろうけど……。

 ”お名前はピカソさんでいいですね。憶えられないし”とか言われそうだし。


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 今日は、天才画家ピカソさんのすごい名前についてのお話でした。

 お役に立てましたでしょうか。では、また。





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