医療事務の仕事内容と資格試験の種類

2010年02月06日 11:48

 このページでは、医療事務の仕事内容と資格試験の種類についてご紹介しています。

 医療事務の仕事は、その技能が全国的な医療機関で通用するということもあって、求人も常に多く、正社員・契約社員・パートなど勤務体制が選べる、結婚や出産などに伴うブランクがあっても再就職しやすいなどの理由で、圧倒的に女性が多い職種として知られています。


 医療事務とは


 医療事務とは、医療行為を行う医院、病院、診療所などの医療機関で事務部門全般を業務とする仕事の総称で、医療事務の業務を大きく分けると外来・入院患者サービス業務、診療報(レセプト)酬請求業務、院内管理業務の3つに分かれます。


 外来受付業務

 医療事務の仕事としての外来受付業務は、主に初診受付と再診受付に分かれます。一例として、一般的な初診受付の仕事内容をご紹介してみましょう。

 医療事務の初診受付では、初診に来られた患者さんから、必要事項を記入した診療申込書と健康保険証を受けとり、診療申込書と健康保険証に基づいて新患者登録を行います。そしてカルテ、診察券、外来指示票、会計カードなどを作成し、診療科へ渡します。


 入院患者サービス業務

 医療事務での入院患者サービス業務は、主に”入院手続き”、”退院手続き”、”病床管理”を中心とした業務を指します。

 医療事務の入院患者サービスの一般的な流れとしては、担当医師から提出された入院指示書に従って、入院患者のカルテや関係書類を作成し、入院患者に入院にかかる費用の概算額と支払い方法の説明を行い、関係部署に入院決定の連絡行います。これが入院手続きです。

 退院手続きでは、担当医師から提出された退院指示書に従って、退院する日までの入院費を計算し退院許可書を発行して、関係部署へ退院手続きの連絡を行います。

 こうした入院・退院に伴う空きベッド数と退院予定者の把握・管理などの病床管理も医療事務の仕事です。


 診療報酬(レセプト)請求業務

 診療報酬請求業務は、一般にレセプト業務とも呼ばれ、単にレセプトと言うこともあります。

 医療機関を受診したときの診療には、自由診療、保険診療、公費負担診療があります。健康保険証などを持っていない患者さんの場合は、自由診療扱いとなり、診療にかかる費用の全額を患者さんに請求することになりますが、保険診療の場合、患者さんと政府、組合、市町村などの保険者に診療費を請求します。

 この保険診療では、診療にかかった費用のおよそ2割から3割を患者さんに請求し、残りの診療費をを政府、組合、市町村などの保険者に請求します。この残りの診療費を保険者に請求する業務が診療報酬請求業務(レセプト業務)です。

 一般に医療事務の業務として診療報酬請求業務(レセプト業務)がまず最初に挙げられるのは、保険診療によって得られる診療費が医療機関の収入(医業収入)の大半を占めているためで、それだけ医療事務における診療報酬請求業務(レセプト業務)がいかに重要かということでもあります。

 では、一般的な病院での診療報酬請求業務(レセプト業務)の、大まかな流れをご紹介しましょう。

 診療報酬請求業務(レセプト業務)では、まず最初に、その月の診療報酬を請求するための基になる診療報酬明細書(レセプト)を作成します。

 診療報酬明細書(レセプト)には、患者さんごとに健康保険加入情報、請求元の医療機関名、診療科、病名、診療月に投与された薬、注射、処置、手術、検査、画像診断、リハビリなどの診療行為ごとに決められている診療報酬点数とその合計が記載されています。

 そして、作成された診療報酬明細書(レセプト)を医療事務スタッフと医師が内容を確認したあと診療報酬請求書を作成し、診療報酬明細書(レセプト)と診療報酬請求書を審査する、審査支払い機関に提出します。

 審査支払い機関に提出した診療報酬明細書(レセプト)と診療報酬請求書に何も問題が無ければ、診療月の翌々月の21日に診療費が医療機関に支払われることになります。


 医療事務資格試験と種類


 医療事務資格は、医療事務の仕事に就くために必ず必要となるわけではありません。医療事務系の専門学校などからそれぞれの医療機関で医療事務として就職するといったかたちが一般的ですが、ふつうに高校や大学を卒業して医療事務の仕事に就いた方もいらっしゃいます。

 ただ医療事務の仕事内容が、医療全般に関わる幅広い知識と医療保険のしくみについて深い理解が必要となります。

 実際に医療事務仕事に就いてからひとつずつ学んでゆくことも可能ですが、医療事務の求人そのものが、何らかの専門学校修了や医療事務関連の民間資格・技能検定を取得していることを前提にしている場合が多いため、医療事務を目指す方のほとんどが何らかの民間資格・技能検定を取得しています。

 医療事務の資格や検定はとても種類が多く、実施・認定している団体によってその呼び名や内容に違いがありますが、日本医療教育財団の「医療事務技能審査」や、技能認定振興協会の「医療事務管理士」などが代表的な医療事務系の資格として知られています。

 医療事務系の資格のなかで、最も難易度が高いとされているのが、(財)日本医療保険事務協会が主催する”診療報酬請求事務能力認定試験”で、診療報酬請求事務に従事する者の資質の向上を図るために全国一斉統一試験という形で、年2回(7月、12月)、日曜日または祝日に実施されています。

 診療報酬請求事務能力認定試験には、受験資格の制限がありませんので、誰でも受験することができますが、実際の合格率はおよそ3割弱と難易度が高いぶん就職や転職の大きな後ろ盾となりますので、医療事務の仕事を目指す方は挑戦しがいのある要チェックの認定試験といえます。



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医療事務の仕事をめざす本


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 今回は、医療事務の仕事内容と資格試験の種類についてご紹介してみました。お役にたちましたでしょうか。

 それでは、また。






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